介護ベッドの修理はどこへ?動かないときの確認と費用・買い替えの判断
トピックス
介護ベッドの修理は、レンタル品なら契約している福祉用具貸与事業者、購入品なら購入した販売店への相談が基本です。購入先が分からない場合は、メーカーの公式窓口で修理・点検の相談先を確認しましょう。
「リモコンを押しても動かない」「背上げが途中で止まる」といった不具合では、電源や操作設定の確認で改善する場合もあります。ただし、故障箇所が分からないまま操作を繰り返したり、分解したりすることは避けてください。
中古介護ベッドの販売・整備を行う「介護ベッドの森 のぞみ」が、安全に確認できる範囲と修理の依頼手順、費用の考え方を整理します。介護施設・医療施設のご担当者様に向けて、修理中のベッド確保や、中古ベッドへの入れ替えを比較するポイントも紹介します。
介護ベッドが故障したら、まず安全確保と連絡先の確認を
不具合が起きたときは、利用者様の安全を優先してください。無理な姿勢になっている場合は、介助する方や施設内の担当者と状況を共有し、安全な姿勢や別のベッドへの移乗について対応を相談します。ベッドの背や脚の部分を力任せに押し戻すことは避けましょう。
発煙・焦げ臭さ・コードの損傷・水濡れ・予期しない動きがある場合は、確認のための再操作をせず使用を中止し、販売店や貸与事業者へ連絡してください。電源プラグを抜く際も、濡れた手や損傷した部分には触れず、安全に対応できない場合は無理をしないことが大切です。
| 利用しているベッド | 最初の相談先 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| レンタル品 | 契約先の福祉用具貸与事業者 | 点検・交換の手配、費用負担、代替品の有無 |
| 購入品 | 購入した販売店 | 保証条件、修理方法、見積もり、対応日程 |
| 購入先が不明な製品 | メーカーの公式相談窓口 | 型番に対応した修理窓口、部品供給状況 |
レンタル品では、契約先に相談せず外部の業者へ修理を依頼したり、部品を交換したりしないようにしましょう。在宅で介護保険サービスを利用している場合は、担当のケアマネジャーにも状況を共有すると、その後の介護について相談できます。
当店購入ベッドの不具合・中古ベッドへの入れ替えのご相談
介護施設・医療施設のご担当者様は、お電話・LINEでお問い合わせいただけます。
レンタル品の不具合は、契約先の福祉用具貸与事業者へご連絡ください。
介護ベッドが動かないときに確認できること

煙や異臭などの異常がなく、安全に確認できる場合に限り、使用している機種の取扱説明書に沿って次の項目を確かめます。手が届かないベッドの下へ潜り込んだり、持ち上げたりする必要はありません。
電源プラグ・コード・周囲の状況を目視する
まず、電源プラグが抜けていないか、コードがキャスターに踏まれたりフレームに挟まれたりしていないかを見ます。停電の有無も確認しましょう。コードに傷や変形がある場合は、差し直して動作を試さず、窓口へ連絡してください。
可動部の周囲には、寝具や荷物、配線などが入り込んでいないかを確認します。挟まれた物を取り除くためにベッドを動かしたり、可動部へ手を入れたりすると危険です。安全に取り除けない場合は、そのままの状態を修理窓口に伝えましょう。
リモコンの操作ロック・表示・エラーを確認する
機種によっては、誤操作を防ぐために一部の動作を禁止する設定があります。リモコンが反応しない場合は、取扱説明書で操作ロックや電源の状態を確認してください。ロックの解除方法は機種ごとに異なります。
ランプの点灯・点滅やエラー表示があるときは、表示内容を控えます。「全ての動作ができない」のか、「背上げだけが動かない」のかも伝えられると、窓口での状況確認に役立ちます。
リセットや手動での背下げは、機種の説明書に従う
電源を入れ直す方法や、電動で動かせない場合の対処は、機種と症状によって異なります。共通のリセット手順があると考えず、説明書の「故障かな?と思ったら」などの項目を確認し、不明な場合は購入先へ相談してください。
また、全てのベッドに同じ挟み込み防止機能があるとは限りません。「物に触れれば自動で止まる」と考えて操作せず、操作前に周囲の安全を確認しましょう。確認後も正常に動作しない場合は使用を中止し、専門の窓口に点検を依頼します。
参考:パラマウントベッドの在宅介護製品・取扱説明書検索/フランスベッドの取扱説明書一覧
介護ベッドの修理を依頼するときの手順
型番・症状・購入履歴を整理する
連絡前に、分かる範囲で以下の情報を準備します。型番ラベルが見つからなくても、確認のために無理にベッドを移動する必要はありません。
- メーカー名、製品名、型番・製造番号
- 購入先やレンタル契約先、購入・納品時期
- 動かない機能、発生時期、異音やエラー表示の有無
- 移動・清掃・水濡れなど、不具合が起こる前後の状況
- 設置場所、対象台数、代わりに使えるベッドの有無
写真を撮る場合は、ベッド全体、確認できる範囲の型番ラベル、リモコンの表示などを準備すると状況を伝えやすくなります。動画は、異常を再現するために無理な操作をして撮影しないでください。利用者様の顔や氏名などが写り込まないよう配慮し、窓口が案内する方法で共有しましょう。
修理窓口に費用と復旧までの流れを確認する
修理の依頼時には、点検だけで費用が発生するか、見積もり後に修理を取りやめた場合の費用、現地対応が可能かを確認します。工場への引き取りが必要なら、搬出入や代替ベッドについても相談してください。
パラマウントベッドの公式FAQでは、レンタル品は貸与事業者、購入品は販売店へ依頼し、購入店が不明な場合はパラテクノへ相談するよう案内されています。メーカーが異なる製品は、それぞれの公式窓口を確認しましょう。
参考:パラマウントベッドのよくあるご質問/パラテクノの修理・アフターパーツ相談窓口/フランスベッドのお問い合わせ窓口
介護ベッドの修理費用は何で変わる?見積もりの確認項目
修理費用は、故障箇所や交換部品、保証の適用、訪問・引き取りの必要性によって異なります。リモコンが反応しない場合でも、リモコン本体だけでなく配線や制御部分に原因がある可能性があるため、症状だけで金額を決めることはできません。
| 確認項目 | 窓口に確認する内容 |
|---|---|
| 点検・出張費 | 診断や訪問だけで費用が発生するか、見積もりに含まれるか |
| 部品代・作業費 | 交換する部品と作業内容、税込みの合計額 |
| 搬出入・輸送費 | 引き取り修理の場合に必要か、設置まで含まれるか |
| 保証の適用 | 対象となる故障か、対象外の費用があるか |
| 修理中の対応 | 代替品の有無、利用条件、別途費用 |
レンタル品も、故障時の費用負担は契約内容と故障の原因を確認する必要があります。「レンタルなら全て無料」「保証期間内ならどの破損も無料」と決めつけず、契約先に確認しましょう。
施設で稟議や予算確認が必要な場合は、修理見積もりとともに、復旧予定や追加費用が発生する条件も書面で確認しておくと比較しやすくなります。
修理と買い替えは、費用・部品・使用再開までの期間で比較する

修理できるベッドを活用することも、必要な機能を備えた製品に入れ替えることも、施設の設備を維持するための選択肢です。使用年数だけで判断せず、点検結果と見積もりをもとに検討しましょう。
修理できるかは型番と部品の供給状況を確認する
古い機種では、交換部品の供給状況によって対応が変わります。メーカー名だけでなく、型番を伝えて確認することが大切です。部品の保有期間と、安全に使用できる期間は同じ意味ではありません。
例えばパラマウントベッドの公式FAQでは、特定の耐用年数は定めていないと案内されています。「10年経ったら全て買い替え」「まだ10年未満だから安全」と一律に判断せず、摩耗や破損、使用環境などを含めて専門窓口に相談してください。
施設では代替ベッドと入れ替え作業まで比較する
修理代だけが安くても、復旧を待つ間に利用できるベッドがなければ運用に支障が出ます。次のように、金額と使用再開の見通しをそろえて比較しましょう。
| 比較すること | 修理する場合 | 入れ替える場合 |
|---|---|---|
| 必要な費用 | 点検・部品・作業・輸送などの合計 | 本体・必要な付属品・配送設置・既存品の搬出などの合計 |
| 使えるまでの期間 | 部品手配と修理日程、代替品の手配 | 在庫と納品日程、搬入ルートの確認 |
| 機能と適合 | 現在の機能で利用者様の状態に対応できるか | 高さ・背上げ等の機能と、マットレスやサイドレールの適合 |
| その後の管理 | 修理後の点検内容、残る不具合の有無 | 保証範囲、不具合時の窓口と対応方法 |
複数台を保有する施設では、管理番号ごとに型番、導入時期、不具合と修理履歴を記録しておくことも有効です。故障した1台への対応と、今後の更新計画を分けて考えると、まとめて入れ替える必要があるかも検討しやすくなります。
中古ベッドへの入れ替えは、価格と必要な仕様をそろえて検討する
施設の予算を考えるときは、故障した1台の入れ替えと、複数台の計画的な更新を分けて見積もりを取る方法があります。中古ベッドも含め、必要なモーター数、ベッドの最低高さ、マットレスの幅、設置スペースをそろえて比較すると、購入後の使い勝手まで検討できます。
現在のマットレスやサイドレールを引き続き使いたい場合も、新しいベッドに適合するかを販売店に確認してください。本体だけの価格で判断せず、必要な付属品や配送・設置まで含めた費用を確認しましょう。
入れ替える場合は、中古ベッドも比較対象になります。価格とあわせて、整備・動作確認の内容や保証、必要な機能を確認しましょう。選定のポイントは、介護ベッドの選び方を解説した記事もご覧ください。
介護ベッドの森 のぞみの修理対応と6ヶ月保証
ご購入後の不具合は、写真や症状をもとに状況を確認
介護ベッドの森 のぞみでは、ご購入いただいたベッドの不具合について、症状や写真・動画などで状況を確認し、修理対応をご案内しています。現地で修理できる場合と、自社工場での修理が必要になる場合があり、工場修理時の代替ベッドについてもご案内しています。
修理の可否や日程は、機種、故障内容、部品在庫などによって異なります。施設でご使用中の場合は、「いつまでにベッドを確保したいか」「代わりに使えるベッドがあるか」もお知らせください。詳しい対応の流れは、介護施設・医療関係者様向けのご案内で確認できます。
6ヶ月保証の対象と、有償になるケース
当店では納品後6ヶ月の保証を設けています。自然故障によりベッドの動作に不具合が生じた場合は保証対象です。一方、物理的な破損やケーブル断線は、6ヶ月以内でも有償修理となります。
保証の適用は不具合の内容を確認したうえでご案内します。ご相談の際は、納品時期や購入内容が分かるものをご用意ください。
入れ替えを検討する場合も、整備内容を確認する
介護ベッドの森 のぞみでは、仕入れたベッドを選別し、自社工場で点検・必要な修理や部品交換、清掃・消毒、動作テストを行っています。リモコンなどのオプション品も動作確認の対象です。
修理と入れ替えを比較する際には、本体価格とともに、このような整備内容や購入後の対応もご確認ください。工程は中古介護ベッドの品質管理・整備のポイント、取り扱いは取扱製品一覧でご紹介しています。
介護ベッドの修理に関するよくある質問
リモコンだけ交換すれば直りますか?
リモコンが故障原因であれば交換で改善する場合がありますが、反応しない症状だけでは原因を特定できません。購入先に型番と症状を伝え、必要な部品と適合を確認してください。見た目が似ている部品を自己判断で取り付けることは避けましょう。
サイドレールやキャスターのガタつきは自分で直せますか?
ガタつきを感じた場合は、取扱説明書の点検項目を確認し、販売店や貸与事業者へ相談してください。固定方式や調整箇所は製品によって異なるため、原因が分からないまま増し締めや分解をすることは避けましょう。点検では、サイドレールの変形やすき間にも注意が必要です。
メーカーに部品がないと言われたら、必ず処分が必要ですか?
その場で処分を決める前に、どの部品が供給終了なのか、修理対応ができない理由を確認しましょう。別の専門業者に相談する場合も、適合性や修理後の安全確認について説明を受けることが大切です。修理が難しい場合は、必要な機能を備えた中古ベッドなどへの入れ替えを比較します。
不要になったベッドの買取・回収も、状態や機種などにより対応が異なります。全ての故障品を買い取れる、無料で引き取れるとは限りません。法人のご担当者様は、介護ベッドの買取・回収のご案内をご確認ください。
まとめ:介護ベッドの修理は、安全確認と復旧の見通しをそろえて相談を
介護ベッドに不具合が起きたら、利用者様の安全を確保し、レンタル品は貸与事業者、購入品は購入先へ相談しましょう。ご自身で確認する範囲は機種の説明書に従い、分解や無理な操作は避けてください。
施設では、修理費用に加えて、使用再開までの期間と代替ベッドの確保も判断材料になります。部品の供給状況や必要な機能を確認し、修理と入れ替えを比較することが大切です。
介護施設・医療施設のご担当者様へ
介護ベッドの不具合・入れ替えは
お電話・LINEでご相談ください
当店で購入したベッドの不具合や、中古介護ベッドへの入れ替えについてご相談いただけます。メーカー・型番・症状・台数・希望時期など、分かる範囲の情報をお知らせください。
修理の可否・費用・対応日程は、機種や不具合の内容などを確認したうえでご案内します。レンタル品の不具合は、契約先の福祉用具貸与事業者へご連絡ください。
参考情報
中古介護ベッド導入
以下の方法にてご注文・お問い合わせいただけます。







